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Dog care salon Smooch

NO,DOG NO,LIFE

続・トークイベントに行ってきました

2013.07.12.Fri
こんにちは
前回から一週間も経ってしまいました・・・
が、忘れないうちにアップしたいと思います

今日はティアハイムについての続きから書いてみたいと思います



ドイツ国内には、1000か所以上『ティアハイム』と呼ばれる保護施設があります。
ティアハイムは民間の施設であり、運営はすべて寄付で賄われています。

ティアハイムに保護される動物は年間約30万頭。
しかしドイツでは“殺処分”されることはありません。
それはティアハイムの仕組みが事細かく決められ、安易に安楽死をさせないための工夫がなされているからなのです。

安楽死を決定するにも、獣医師と飼養士、ティアハイムの所長の同意が必ず必要となります。
そして殺行為は、獣医師の手によってのみ麻酔で眠らせてからの安楽死となります。
安楽死後の動物はそのまま大学病理学部に持ち込まれ、解剖され再度安楽死が正当かどうかのチェックが入ります。


一方で日本の現状はどうでしょうか。


平成23年度 全国の犬猫引き取り数 221000匹
       うち殺処分      174742匹
 
 理由→ 引っ越し・アレルギー・吠えなど近隣への迷惑


日本の殺処分は二酸化炭素によるものです。
安楽死とは程遠いもので、十数分間苦しみもがきながら焼却炉に落とされます。
この二酸化炭素による殺処分は世界でも日本だけだそうです。




アルシャー先生は、殺処分を減らすためには「誰かがやってくれる」ではなく、「かわいそう」と目を背けるのではなく、動物たちの現状をもっと大勢の人に知っていただき人間と動物が豊かに共存できる社会を目指してできることから始めていただきたいとおっしゃっていました。


今回のトークイベントに参加させていただいて改めて感じたことは、ドイツは国全体が動物保護に対して関心が高いんだな、というのを実感しました。
インドのガンディーの言葉で
「国家の偉大さとモラルの高さはその国家の動物に対する扱い方で判断できる」
という言葉があります。

日本も一歩でもドイツに近づけるような国になることを願っています。



                                Smooch 母

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